KTF(旧)

オーストラリア生まれの Keep The Faith (※引退)など、海外で走るサンデーサイレンス産駒の情報を記録していました。

Layman残念

モルニ賞結果:

1 Divine Proportions (USA) 1:12.80 33/10
2 Layman (USA)        1-1/2  7/10F
3 Russian Blue (IRE)     1-1/2 78/10


断然の支持を集めたLaymanは前走同様に先手を奪う積極的なレース運びを見せ、残り1ハロンまで先頭に立っていたものの、最後はDivine Proportionsに交わされて2着と敗れたようです。

Gary Stevens tried to make all the running on Layman who still looked dangerous one and a half out but found very little under pressure and began to wander a little in the latter stages.

The American remarked: "He ran a nice race but began to roll around when I tried to pick him up on the testing ground. Certainly the winner was a very good filly."

(引用元:racingpost)
鞍上のスティーヴンスも必死に粘り込ませようと試みたが、少しよれるなどして踏ん張りがきかなかった模様。


勝ち時計は同条件のカブール賞のタイムと比較してもかなり遅く、ドーヴィルの馬場状態は相当に悪化していたことがうかがわれます。Laymanの敗因をこの馬場に求めることもできるでしょうが(瞬発力が身上のSS産駒は重い馬場には不適、とよく言われますし)、ただ今回のレースに限っては素直に勝ち馬の強さを称えるべきかなと思います。距離云々も含めて、現時点では相手の実力のほうが上だったのかなと。
Divine Proportionsは4戦無敗でのG1制覇、しかも昨年のWhipperに続く兄妹での優勝となりました。血統的にも2歳戦専用というわけでなく、来年以降のさらなるスケールアップが期待されているようです。しかし先々の大きな期待を背負っているのはLaymanも同じ。今回は完敗に終わりましたが、この借りを返す機会は近い将来かならず訪れるはず。その時のためにも、Laymanには今後ますますの成長が望まれるところです。