KTF(旧)

オーストラリア生まれの Keep The Faith (※引退)など、海外で走るサンデーサイレンス産駒の情報を記録していました。

ゴドルフィンのSS産駒Sundropが英1000ギニーで2着

5月2日、イギリスのニューマーケットで行われた牝馬クラシック、英1000ギニー(G1、1マイル)に日本産SS産駒のSundrop(サンドロップ、K・マカヴォイ騎乗)が出走し、優勝したAttractionから半馬身差の2着と健闘した。

Sundropは2001年のJRHAセレクトセールで、シェイク・モハメド代理人であるJohn Ferguson Bloodstockが購買した当歳馬の1頭。D・ローダー調教師に管理され、昨年9月に英リングフィールドのオールウェザーコースでデビュー。これを勝利すると、2戦目で果敢にG1フィリーズマイルに挑戦、ここでも2着に好走した。その後ゴドルフィン入りしてドバイで越冬し、今回の1000ギニー、あるいは次に控えている英オークスといった大レースに備えていた。

ブックメーカー各社は、もともとSundropを1000ギニーよりもオークス向きと評価していた。実際、Sundropは先月13日ナドアルシバで行われたゴドルフィンの3歳牝馬による1マイルのプライベート・ギャロップでCairns(同じく1000ギニー出走)に僅差先着されていたし、またゴドルフィンのトップジョッキーであるL・デットーリも無敗のCarry on Katieへの騎乗を選択していた。戦前の評価が決して高くない中で一定の結果を残し、あらためて潜在能力の高さを示したばかりでなく、陣営にとっても次の目標となるオークスへおおいに期待が膨らんだ一戦であったに違いない。