KTF(旧)

オーストラリア生まれの Keep The Faith (※引退)など、海外で走るサンデーサイレンス産駒の情報を記録していました。

Keep The Faith、今月イギリスへ

先日イギリスへの移籍が報じられたKeep The Faithは、現在カンタベリーの検疫所でExceed and Excelといっしょに出国に備えている模様で、イギリスへは今月の中旬(The Courier-Mailの記事 http://www.couriermail.news.com.au/common/story_page/0,5936,9406478%255E10389,00.html によると5月12日)に出発する予定だということである。

今は亡きデインヒルを父に持つExceed and Excelは、先月のイースター・イヤリングセールでサンデーサイレンス産駒の1歳馬を購入したTim Martin調教師の管理馬で、ドバイレーシングクラブC(1400m)、ニューマーケットH(1200m)とG1を2勝している豪州トップレベルのスプリンターである。今年3月にKeep The Faithと同じくダーレー・グループに購入され、さらなるビッグタイトルを求めてイギリスのスプリント路線へ挑戦することとなった。昨年、オーストラリアからイギリスのロイヤルアスコット開催へ参戦して大活躍したChoisirがその後種牡馬としての価値を見込まれクールモア・スタッドに購買されたように、Exceed and Excelも今回の遠征で成功を収めれば、将来の種牡馬としての評価は大きく上昇することとなろう(むろん、Keep The Faithに対しても同じことが言える)。

Martin師のサイトの記事:http://www.martinracing.com.au/news.asp

Exceed and Excelが出走を予定しているのは6月15日のG2キングススタンドS、6月19日のG1ゴールデンジュビリーS、7月8日のG1ジュライC(いずれも昨年Choisirが出走したレースである)とされており、Keep The Faithもそのあたりの時期から出走していくことが予想される。最初からG1に参戦するのであれば、ロイヤルアスコットのマイルG1クイーンアンSあたりが候補に上がりそうだが、Exceed and Excelと違って本国での実績も乏しく、下級条件からのスタートとなる可能性も考えられる。とにかく、詳細な続報が待たれるところだ。