KTF(旧)

オーストラリア生まれの Keep The Faith (※引退)など、海外で走るサンデーサイレンス産駒の情報を記録していました。

オーストラリア幼駒軍団

Australian Stud Book(http://www.studbook.org.au/)によると、6月2日付けで2002年生まれの1歳馬(南半球産なのでまだ2歳ではない)16頭がオーストラリアから日本へ向けて出国している。

多くは4月のイースター・イヤリングセールで取引された1歳馬なのだが、そのうちの1頭、父サンデーサイレンス、母ルレスティナ(Lurestina)はノーザンファーム吉田勝己氏が購買したとみられる牡馬である。

吉田氏は同セールで、オセアニアの女傑サンライン(Sunline)の全弟を落札しているが、この馬はオーストラリアに留まって走る予定とされており、今回の出国には加わっていない。ルレスティナの牡馬も同様に、オーストラリアでデビューするものと思われたが・・・。

母のルレスティナはニュージーランドのG1馬である。気の早い話だが、将来の種牡馬としての価値も十分に見込まれるだろう。それだけに、サンデーサイレンスの血が飽和状態になっている日本にわざわざ連れてくるのはいささか残念な気もする。あるいはムーンロケット(日本生まれだが、オセアニア血統の持込馬だった)のように、引退後に種牡馬としてオセアニアに送ることを考えているのだろうか。