KTF(旧)

オーストラリア生まれの Keep The Faith (※引退)など、海外で走るサンデーサイレンス産駒の情報を記録していました。

「ZO:MO」 ゾーンモーメント

このダイアリーのリンク元を見てみると、「Sonoray」で検索してやって来る人がだいぶ多いようなので、たいしたことは書けませんが、Sonorayの02=ゾーンモーメント号についてまとめてみます。


ゾーンモーメントは2002年9月17日生まれの青毛の牡馬で、父*サンデーサイレンス、母*ソナレイ(母の父Gone West)という血統。母が日本に持ち込まれてサンデーサイレンスと交配し、オーストラリアに渡ってから出産した子です。2004年4月のイースター・イヤリングセールで、藝栄社という広告代理店を経営する榮義則氏が150万豪ドルという高値で落札しており、同年6月に来日しています。2004年12月23日付けでJRAから馬名「ゾーンモーメント」で競走馬登録発表されました。管理するのは落札に際して榮オーナーに同行していた、栗東森秀行調教師。


血統背景・・・
母*ソナレイ Sonoray は不出走。本馬が初子。
2代母 Colonial Waters は米6勝。G1ジョン・A・モリスHなどを勝ち、BCディスタフでも2着した名牝。産駒には Panama Canal(米4勝、ネクストムーヴH-G3)、*アワーミスレッグス(サクセスビューティの母)など。
3代母 Water Cress は米2勝。産駒には上記 Colonial Waters のほか、Southern Sultan(米4勝、ソードダンサーS-G1、種牡馬)、Iron Constitution(米4勝、ウィザーS-G2、プリークネスS2着、種牡馬)、Alluring Girl(ブロードアピールの祖母)など。


簡単に言うとサクセスビューティの従兄弟で、3/4同血。血統だけ見るとだいぶ短距離寄りな印象を受けます。あと、Hail to Reasonの3x4のクロスがあり。


馬名の由来を調べようとJRAのホームページを参照したら「地帯+瞬間」などというとんでもないことが書いてあったので、検索。どうやらオーナーの会社が発売しているパターのブランド名らしい。(参照:ゴルフダイジェスト・オンライン


豪州産SS産駒の先輩ヴリルはやり過ぎじゃないかってくらい走ってますが、基本的には遅生まれのハンディがある南半球産馬なんだし、気長に見守っていくのがいいんじゃないかと思います。

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2005年はサンデーサイレンスのラストクロップが競走年齢に達する年ですが、そのうち海外生まれの12頭(確認分)については、今回みたいな形で1頭1頭ピックアップしていこうかなと考えています。馬名の情報もぼちぼち手に入るようになりましたしね。
いつになるかわかりませんが、興味のあるかたは気が向いたときにでもお越しいただければと思います。