KTF(旧)

オーストラリア生まれの Keep The Faith (※引退)など、海外で走るサンデーサイレンス産駒の情報を記録していました。

惜敗 - Prix Jean-Luc Lagardere

10/3 ジャンリュックラガールデール賞(仏G1)結果


1 Oratorio (IRE)  J P Spencer 1:19.30   3/1
2 Early March (GB) O Peslier  short neck 16/10F
3 Layman (USA)   C Soumillon nose     18/10


ペリエ騎乗で2戦2勝のEarly Marchにわずかの差で1番人気を譲ったLaymanは、そのEarly Marchをマークする形で2番手で直線に向き、そのまま2頭で激しい競り合いを演出。接戦はゴール前まで続き、最後は3番手から伸びてきたOratorioも加わって、3頭がほぼ一団となって入線。わずかに抜けたのがOratorioで、LaymanはEarly Marchとの2着争いにも屈して3着と、期待には応えられませんでした。


1、2着馬との着差はほとんどなく、3着とはいえ決して悲観するような内容でなかったことは確かです。しかしLaymanが、カブール賞のあと言われていたような、2歳馬の中で1頭だけ抜きん出た存在であるとは言えなくなったこと、現時点でLaymanと同等の実力を持っている馬が複数いること、これらは事実として認めなくてはなりません。これから来年に向けてさらに多くの素質馬が台頭してくるであろうことを考えれば、LaymanがG1のタイトルを獲得するためには、今後より一層のパワーアップが必要となることは間違いないでしょう。

Layman could not lead this time but ran right up to the form he showed when chasing home Divine Proportions in the Morny, keeping on, despite appearing to get a slight bump from the runner-up. He has plenty of stamina in his pedigree and could well be the sort to make his mark over middle distances next season.

racingpostは距離が延びても問題ないとして、来年のクラシック戦線に期待を寄せるコメントを出しています。

Diana Cooper, representing Sheikh Mohammed, owner of Layman
“He ran a lovely race, but Christophe (Soumillon) said he slightly lost his action in the last 100 yards. He’s got all the scope and pedigree to make a very nice three-year-old.”

オーナーサイドも同様で、来年に向けての手応えをとりあえず掴んではいるようです。